謙虚な奈良県民について先日のブログでも触れたのだけれど、奈良旅中なんどもそんな対応を見聞きした。
「奈良は世界遺産がいっぱいあって、文化的な街ですね」と言うと「まあ京都はもっとあるしねえ(わざわざ奈良まで来なくても)」と答える。
「奈良で買い物や遊びはどこに行く?」と聞くと「大阪」と答える奈良人。いやいや奈良じゃないし。「なんばまで30分で行けるしねえ(奈良にはなんにもないしねえ)」と言う。
「飲みに行くならどこに行くの?」と聞くと「・・大阪?(・・か宅飲み?)」」と答える。またまた〜奈良だってあるでしょう。と思ったけれど、冗談ではなく奈良の夜は早かった。
いやいや、大阪にも京都にもない、奈良だけのものもあるでしょうよ。
まあ・・・それは・・・と答える奈良人。
あるじゃーん、それ聞きたい!
おずおずと答える奈良人。
記憶の中の大仏さまより小さかった
と
朝寝していた鹿さん
・・・でしょうか。
奈良人の自虐っぷりよ。
でもどうなのでしょう。本音は「いやいや言ってもうちは8世紀の初めには都がありましたしね」と思っているのかしら。ほんの数日しかいない他県民にぺらっと話すようなことではないから、謙虚にエンターテインメントとして「大仏と鹿しかないんですわ」と笑っているのかもしれない。
とは言え。街中に普通に鹿がいる(しかもいっぱい)街というのは、世界広しと言えども奈良以外にはない(と思う)。
鹿公園(=奈良公園)にはいっぱい
けれども、街中にもちょこちょこいる。
夜に街中で鹿さんファミリーに遭遇したときはさすがにびっくりした。
年間100件近い鹿事故があるらしい
中川政七商店っぽい鹿さん
中川政七商店って奈良のお店だったの。ってみなさんご存知なんだと思うのだけれど、わたしはご存知じゃなかった。よく考えたら鹿マークのお店だし、奈良だよなって思うのだけれど、なぜかわたしの中では奈良と中川政七はリンクしていなかった。
でも政七本店はとっても素敵だったので、地元の政七についつい寄りがちな方は奈良に来たら本店に行ったらいいと思う。
余談ですが、政七の鹿、角があったかどうか・・
すぐに思い出せなかった。