ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

【グループE】ブラジルと、スイスと、コスタリカと、セルビアの話【W杯企画1】

 

1度でも第3試合を見てしまうと睡眠サイクルがガタガタになって大変です。ワールドカップ然り、オリンピック然り、ヨーロッパで行われる大会の度に、自分の年齢や体力、ひいては情熱も試されている気がします。要は、眠い。

 

メニュー

 

ブラジルの話

ブラジルのスーパーマーケットの、うちで買ったら他店と比べてこんなに安いよというわかりやすい広告。カルフール(Carrefour/フランス系)の店内広告で、比較対象はウォルマートWalmartアメリカ系)とエストラ(Extra/ブラジル企業)の企業。

きちんとレシートもそれぞれつけられています。わかりやすいし、インパクトもある。こういうのは日本でもOKなのでしょうか。

金額は2010年当時のレートで日本円に換算すると14,744円、2018年では9,569円。……としたところで、国内の物価が全然違うので、2018年現在これだけの量が300レアル前後で買えるはずもなく。通貨の価値が下がり、国内の物価は上がって……わけがわからなくなりました。

出典:IMF Data

f:id:pucayu:20180620235124j:plain

スーパーマーケット、合計金額比較

f:id:pucayu:20180620235314j:plain

証拠のレシートもそれぞれついてます

スイスの話

「外国を旅するスイス人女性とドイツ人女性の見分け方」というステレオタイプネタが、宿に集まった国際女子トーク(除くスイス・ドイツ女子)にあがったことがありました。この二カ国の方達、まあ、どこにでもいらっしゃる。旅行が大好きな国民たちなのでしょうか。一般的に、どちらもニョキニョキと背が高く、性格も骨格もしっかりしていて、ドイツ語を話す人口が多く、見た目区別がつかないことが多いのです。

そこで見分け方。ひとり旅なら十中八九ドイツ人。スイス人女性はひとり旅をしない。スイス人パートナーとのカップル旅が基本。ドイツ人女性は南極でもひとり旅するにちがいない。……ほんとうかどうかは存じませんが。

ちなみに、こういう話を嬉々としてリードするのはたいがいイギリス人女性です。

 

コスタリカの話

行ってみたかったコスタリカ。まあきっとそのうち行くだろうと、なんとなく思っていて後回しにしていました。が、ふつうに考えて「なんとなく」「コスタリカに行く」なんていうシチュエーションなんて起こらないということを、なぜ気がつかなかったのでしょう。謎です。

わたしの中の「そのうち行くだろう国リスト」、結構長いので消化できるか心配です。

 

セルビアの話

旧ユーゴ圏というと、ユーゴスラビア解体までのその生々しい暗く重い、人種や民族間の歴史、紛争、戦争が真っ先に思い浮かびます。同じような独立までの過去を持つバルカン半島の旧ユーゴ圏の中でも、私の中ではなぜかクロアチアだけがこの暗いイメージからいち抜けしています。やはりその国のことを知っているかどうか、無知が一面的な印象で物事を決めつけてしまうのかもしれません。

ワールドカップでも、映画でも、イケメンがいるとか、どんなものでも知るきっかけがあるのはよいこと。 

Fudbalski savez Srbije | FA Serbia (@FSSrbije) | Twitter

f:id:pucayu:20180621105951p:plain

あら、イケメンは?

と思ったら、いましたイケメン。アレクサンドル・プリヨヴィッチ、FW8番!次のスイス戦でしっかり確認しようと思います。スイスはイケメン率が高いので、そっちに目を奪われないように気をつけなければ。

 

 

🇷🇸🇷🇺💪

Aleksandar Prijovicさん(@prijo09)がシェアした投稿 -

【グループD】アルゼンチンと、ナイジェリアと、クロアチアと、アイスランドの話【W杯企画1】

 

W杯企画「1」としていますが、「2」や「3」はあるのかと質問されました。あるのかなあ。それ以前に、グループリーグの間にグループHまでたどり着くことができるのか、そちらの方が心配です。

 

メニュー

 

アルゼンチンの話

アルゼンチンのブエノスアイレスのアパートでの話。ある日はドアノブが丸ごと抜けて部屋に閉じ込められたり、また別の日には天井のライトが火花を散らしたり、ちょこちょこといろいろなことが起こりました。

この日は天井からの水漏れ。アパートで天井から水が漏れたことのある人なら同じことを考えると思います。「これは何の水なのか?」おそらく雨漏りではない。上の部屋からの何かなのか、構造上流している何かなのか、水によってはいろいろと考えなければならないことが変わってきます。

とりあえずアパートの管理の方に来てもらいました。「ちょっと中を見ていいか」と言うのですが、「その前にこれは何の水なのーーーー」と必死なわたし。必死の形相に察してくれたようで、笑いながらわたしが想像している水ではないよと話してくれました。なんでも屋上のプールの水の入れ替えとかなんとか。ふう、一安心です。もう好きに見てください。

 

【1回目】

f:id:pucayu:20180620110116j:plain

「ちょっと見る」ってそこから見るの?

f:id:pucayu:20180620110448j:plain

そうなりますよね。一応土禁の室内に散らばる天井。

f:id:pucayu:20180620110507j:plain

確認完了。材料を用意してまた来るよ。え、この穴は?

f:id:pucayu:20180620110852j:plain

紙で塞いでおくね

【2回目】

f:id:pucayu:20180620111225j:plain

よりワイルドさが増し

f:id:pucayu:20180620111329j:plain

悪い部分を切除(我が家の床が気になるわたし)

f:id:pucayu:20180620114218j:plain

新しいパイプに入れ替えました

f:id:pucayu:20180620114314j:plain

「今日はここまで」・・・数時間後水漏れ復活

【最終回】

f:id:pucayu:20180620120501j:plain

これは根本的な解決になっているのか否か

f:id:pucayu:20180620120500j:plain

いない、いない、

f:id:pucayu:20180620120544j:plain

ばああああああああああああ

週1ペースのゆるりとした南米タイムで作業は進み、その間、天井をふさいだ紙が風でバタバタ音を立てたり、紙をとめたセロハンテープがはがれたり、ちょっとしたキャンプ気分の日々を過ごしました。

オーナー側、アパート側の修繕を指示する人、作業をする人、みなさんどこかに飴を忍ばせていて、なにかのタイミングで飴をくれます。アルゼンチン男子っていろんな小技を仕込んでいるみたい。

 

ナイジェリアの話

ナイジェリアとは個人的にまじわることのない人生だったのですが、先日ナイジェリアの北隣の国「ニジェール」の人と知り合う機会がありました。並んだ順番が前後で、待っている間に話をしていました。

どこの出身かと聞くと「ニジェール/Niger」と答えます。西アフリカの国で、ニジェールだというのですが、不勉強でまったくわかりません。あ、ひらめきました。「もしかしてナイジェリア/Nigeria?」

おそらく、彼はこのやり取りをこれまでの人生で何度となく繰り返されたであろうこのくだり。ナイジェリアじゃないし、ニジェールだし。内陸のニジェール、海沿いのナイジェリア。国境を接したこの2つの国は同じ地域にあり、フランス領でフランス語読みの「ニジェール」、イギリス領で英語読みの「ナイジェリア」という、おそらくここには書ききれないであろう深く、重い歴史を抱えたの両国。

たぶん、やってはいけないタイプの無知で非礼な間違いをしたわたしに、穏やかな微笑みを浮かべながら、気にしないでと言ってくれた彼。ちょっと勉強します。

 

クロアチアの話

最近は落ち着いていますが、クロアチア行きたい熱が最高潮に高まっていた時期がありました。10年ほど前だと思うのですが、当時何であんなに行きたかったのか。

 

アイスランドの話

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

whostolemysheep.hatenablog.com

 

力尽きた感があふれていますが、ここ数年に行った国の中で、ワクワク度、ほっこり度、オモシロ度、全てにおいてバランスよく旅の満足度を満たしてくれる国だったことは間違いありません。

 

【グループC】フランスと、オーストラリアと、ペルーと、デンマークの話【W杯企画1】

 

先日、中野区役所に出かけると、入り口のスペースに地震体験車がきていました。おそらく新卒入社であろう若いグループが、熊本地震を体験していました。

本当に大きな揺れで、揺れのすごさもさることながら、いつになったら揺れが止むのかわからない長い、長い揺れでした。少し離れたところから見ていたのですが、体験を見ているだけでも怖かった。体験車、どんどんやっておくべきです。

 

メニュー

 

フランスの話

最近はほとんどありませんが、この頃は短期の海外旅行でも、往復の航空券のみ用意し、行き先やホテルは行ってから考える、行き当たりばったり旅行がマイブームだった時期でした。

行き先が決まっていないので、当然ホテルも決まっておらず。時期や場所によっては、当日ホテルを見つけるのは至難の技ということもありますし、ホテルを探すのに半日無駄にするということもあります。

とはいえ、ホテルを探すからこそある人、モノ、場所との出会いなんかもあったりして、そんなことに喜びを見出しているわたしはMサイドの人間なのかしらと疑いを持ってしまいます。

f:id:pucayu:20180619105802j:plain

「今こそ!カミングアウト」キャッチーなコピー

フランスに行った時もとりあえず空港からパリ市内のモンパルナス駅までバスで出て、行ってみようと思っていたいくつかの中から、一番早く電車が出るトゥールに向かうことにしました。

初フランスはロワール地方のお城めぐりからスタートさせたのですが、この頃は写真を撮る習慣がまったくなかったので、おそらく携帯電話のカメラで撮った数枚、それすらデータを残すでもなく、携帯電話を変えた時にそのままさよならしていました。

写真はありませんが、行った街や、食べたものは今でも鮮明に覚えています。……と言いたいところですが、けっこう忘れてしまっています。せめて写真、撮っておけばよかった!長いカメラなし生活、今になってちょっと悔やんでいますー。

フランス*Saint-Malo/サン・マロ | ひつじ泥棒

 

オーストラリアの話

オーストラリア人とこんな会話になりました。

AUSSIE: Are you working in Sendai, too? (仙台でも仕事なの?)

わたし: Of course, why not? (もちろんだよー)

AUSSIE: Wooo, too bad, sorry to hear that. (最悪じゃーん、かわいそうに)

わたし: ???(なんで仙台が最悪なのー?)

 

はあああ?意味がわかんない!と憤慨したのですが、彼はこう言っていたらしいです。

AUSSIE: Are you working on Sunday, too? (日曜も仕事なの?)

 

あ、サンデーね。ってセンダイにしか聞こえませんでしたけど。

 

ペルーの話

f:id:pucayu:20180619120732j:plain

ペルーといえば、ここですよね

長年の夢が叶って訪れたマチュピチュ。もう一度行きたいかと言われたら、即答です。もちろんもう一度行きたい。でも、上の写真のこの景色、マチュピチュの全景を見たいかと聞かれたら、う、ううん、どうでしょう。なぜなら…… 

f:id:pucayu:20180619121840j:plain

ひざがガクガクになる道のり

そこまでの道のりがハードだから。マチュピチュの全景を見るには、その向かいにそびえ立つワイナピチュという山に登らなければなりません。マチュピチュまでは楽勝なのですが、そこから約300m程度の登山がハードなのです。つらかったー。息がハカハカします。たかが300m、されど300m。これを駆けるように登って行く人もいるので、ひとえにわたしの体力不足が問題なのですが、ワイナピチュもう1回は、なしでもいいかな。 

マチュピチュの入り口には、パスポートに(自己責任で)押しても良い記念スタンプもあります。マチュピチュの他、チリのイースター島や、エクアドルの赤道、アルゼンチンの世界最南端の町ウシュアイアなど、いくつかの場所で出入国審査で(おそらく)怒られることのない記念スタンプがあります。わたしもいくつか押してます。

 

f:id:pucayu:20180619122005j:plain

パスポートに記念スタンプ

ペルー*エケコの国に行ってきた | ひつじ泥棒

 

デンマークの話

以前旅行に行った時の乗り継ぎが、デンマークコペンハーゲンでした。以上!……というのも寂しいのでもう少し。 

デンマークが北欧な感じがしない、同じように思っている人はわたしだけではないと信じていますが、いかがでしょう。検索してみると、何を持って北欧とするかで分類の仕方も複数あるようなのです。

ドイツと国境を接しているせいか、いつも見るタイプの地図だとヨーロッパ大陸を下にしてニョキっと出ているビジュアル的なせいか、勝手に西欧なイメージです。メキシコが北米なのに、どうしても中米なイメージなのと同じような感覚。

f:id:pucayu:20180617234055j:plain

空港のロビーですらハイセンス

 

【グループB】ポルトガルと、スペインと、モロッコと、イランの話【W杯企画1】

 

今回の2018ロシア大会で使用しているフォントタイプフェイス、Dusha。可愛くて気に入っています。フリーフォントですが、日本語フォントも作られているのでしょうか?ちょっと気になっています。

 

メニュー

 

ポルトガルの話

以前働いていた職場の、ふだんあまり接点のない他部署の方のデスクの後ろを通った時にちらりと見えたPCの画面にポルトガルの風景で、声をかけるきっかけになりました。彼女もポルトガルが好きで、いつか行ってみたいーと。わたしもー!

行きたい国のトップ10には入っているのに、なかなかチャンスがまわってこないポルトガル。海の近くの町で、お魚食べて、ワイン飲んで、デザート食べてお散歩がしたい。これを2週間繰り返したい。

 

スペインの話

スペインの南の街マラガへ向かっていた時の出来事。飛行機がもうすぐ着陸する電子機器使用禁止のタイミングで、誰かの携帯が鳴りました。座っていたイベリア航空のスタッフがピクっとします。そんな空気を気にせず電話にでたその人「Yeah, yeah, yeah! No! No, no, no! Yeah! Ahhhhhh, no! だーかーらー!」甲高い声の日本人女性。

通話を制止しようとするスタッフを無視し、会話を続けるその女性。「セニョーラッッッ!」と3人のスタッフに怒られても無視。怒るスタッフの声、さらに上をいく甲高い声の日本人女性。

まったく悪びれる風でもなく、相槌の英語と相手に通じているのかどうかわからない日本語でひとしきり電話口と機内スタッフに悪態を吐く彼女。固唾を飲んで成り行きを見守る乗客。

大騒ぎのまま飛行機はマラガに到着し、大騒ぎしながら女性は地上スタッフに引き渡され、そのまま大騒ぎしながらどこかに連れて行かれました。

 

f:id:pucayu:20180617174847j:plain

コルドバ、花の小径

コルドバのレストランでひとり夜ご飯を食べていた時、相席してもいいかと声をかけてきた日本人女性。同年代で、同じようにひとり旅が好きという、控えめできちんとした喋り方をする女性。

スペインの情報交換をしつつ、日本でもまた会おうねと連絡先を交換したころにはワインが1本空き、そろそろホテルに戻って眠りたいモードに切り替わるわたし。まだまだ喋り足りないモードに突入する彼女。

仕事で大損失を出すミスをし5人の上司に囲まれて詰問されつらかった話。高校生の頃にすごく好みの男の子に渋谷で声をかけられ、奢ってくれるというので出来心と好奇心でついて行き、食事が終わる頃その男の子がトイレに立ち、そまま戻ってこなかった話。久しぶりに付き合ったという男性の、奥さんと子どもを名乗る人たちが家にやってきて、その男性を問い詰めたら逆ギレされた話。

本当かウソかわからないような話が終わる頃には、スペインの夏の空がうっすら白くなりかけていました。わたしはその子の連絡先をそっと削除してしまいました。

 

ロッコの話

かなりの高確率で女癖の悪い男子に出会うと聞き、いつもより警戒しながらスペインからフェリーでやってきたモロッコのタンジェ。ネズミ男のような、ジュラバ(djellaba)というモロッコの服を着た男たちがいるわけなのですが、この人たちがすれ違いざまにいろんな声をかけてくるんです。

 

f:id:pucayu:20180617181454j:plain

ジュラバ(djellaba) (アリババより)


 "I love you! "(愛してるよ!)とか、"Will you marry me!" (結婚して!)とか。大きい声でどなるでもなく、わーわー群がってやってくるでもなく、すれ違いざまにわたしにだけ聞こえる程度のボリュームでつぶやき、そしてそのまま通り過ぎていく。

なんなのでしょう、これ。

 

イランの話

一度友だちに連れて行ってもらった東京・雑司が谷にあるペルシャ料理のお店『ペルシアンダルビッシュ』。食べたことのない組み合わせの香辛料や、絨毯の上で食べるお料理たち、異国情緒たっぷりで、ちょっとした旅行気分を味わえるお店。

 

f:id:pucayu:20180617190204j:plain

ペルシアンダルビッシュ店内 (東京カレンダーより)

ぜんぶ大使館のお墨付き!東京で味わえる11カ国の本場メシを完全セレクト(3/3)[東京カレンダー]

 

モザイクタイル好きにはたまらない、イラン。行ってみたいー!

 

 

【グループA】ロシアと、サウジアラビアと、エジプトと、ウルグアイの話【W杯企画1】

 

メニュー

 

はじめに

f:id:pucayu:20180616100629j:plain

上野のパン屋さんもワールドカップ仕様


いよいよワールドカップが始まりました。これに乗っかって何か書こうと思い立ちまして、どうでもいいような……、もとい、どうでもいい話。

  

ロシアの話

f:id:pucayu:20180616103221j:plain

上野のロシア料理屋さんのピロシキ


2018ロシアワールドカップにあたり、アルゼンチンのフットボール協会が選手向けに行ったオリエンテーションで使ったロシアのしおりに「ロシア女子と仲良くなるために押さえておくべきポイント」が説明されている章があったそうですが、「アルゼンチン男子にそんなものは必要ないぜ。オレたち、アルゼンチン人だぜ」と女性とあらばゆりかごから墓場まであふれんばかりの愛を持って接するよう、呼吸をするのと同じように生まれついて身についているアルゼンチン男子がドヤっていました。そんなロシア女子の話。 

以前スペイン語の学校に通っていた時、10人くらいのクラスのうち半分がブラジル人というやたら賑やかなクラスでした。他は全員別々の国籍で、ヨーロッパ人が3人、アジア人が2人という構成。ヨーロッパのうちの1人がロシア人でした。 

その日は、ブラジル人が胸にシリコンを入れる前におしりにシリコンを入れる話など、国民性あるある話をしていました。ブラジル人の止まらないおしりネタの中、ロシア女子が言ったロシアあるあるは「ロシアの女は笑わない」でした。 

「知らない人には微笑まない、知らない人に微笑みかけるのは仕事か嘘をつく時だけ、面白くないのに笑わない、楽しくないのに笑わない、歯を見せて笑うのは下品、歯を見せて笑うのは教養のない証拠。好きな人や大事にな人、本当に面白い時なら笑います」

ひゅるると凍りつくクラス。キリリとしたロシアンビューティーおそロシア

 

サウジアラビアの話

2国目にしてネタがつきかけていますが、唯一知っているサウジアラビア人の話。大学に入る前に数ヶ月受講した、大学付属の英語学校のクラスメートにいたアホメッド。すらっとして、物静かで、(たぶんすごく)お金持ちの家の子で、ちょっと年上のクラスメートの台湾人の女の子に恋をしていた男の子。今は何をしているのかしら。

 

エジプトの話

はじめてエジプトに行ったのは、エジプト航空スターアライアンスグループに加入したばかりで、夏休みにマイレージを使ってチケットが取れるラッキーチャンスみたいなことがあった時。エジプト航空ギリシャ行きのチケットを取ったのですが、それがカイロ経由でした。

夜中にカイロについて、翌日のお昼くらいカイロを出てアテネに向かう便。エジプトに行く機会もそうそうないだろうということで、カイロ市内のピラミッドが見えることが売りの「メリディアン・ピラミッド」に泊まりました。 

空港からのタクシーというか相乗りの白タク。空港のタクシー乗り場に行こうと歩いているところを、わーわー声をかけられて、そのまま駐車場に連れて行かれ、車に乗り、知らない人たちと一緒に夜中のカイロの街へ。言葉もまったくわからないのによくついて行ったものだと思います。今まで実際に行った国の中ではダントツ生きた心地のしない殺気立つワイルドな運転でした。

 

ウルグアイの話

f:id:pucayu:20180616145705j:plain

鍵を持ってきてしまった、ウルグアイの首都、モンテビデオのホステル

 

ウルグアイは、ワールドカップの初代開催国にして初代優勝国。人口が350万もない小さな国で、人間よりも牛の数が多い国。ワールドカップの観客席を見ても、そもそもの絶対数が少ないせいで、フットボール熱量の高い国にも関わらず相手国の観客数の方が常に多く、いつもアウェイ戦のように見えます。今回の初戦エジプト戦も、ウルグアイがボールを持った時の客席からのブーイングがすごかった。  

わたしはよく忘れ物をしてしまうのですが、ウルグアイに行った時は、宿泊先の鍵を返し忘れて街を離れてしまいました。移動した先で気がつき、そこで泊まる宿のオーナーがわたしの代わりに鍵を郵送してくれました。いい人たち。マテ茶を飲み、肉食のいい人たちがいる、そして(全編11番まである)前奏が長い国歌を全力で歌うおじさんがかならず観客席にいる国、ウルグアイ

 

f:id:pucayu:20180616154127j:plain

その鍵を返してくれた、歴史地区コロニア・デル・サクラメント郊外のホステル

 

辛くて、甘くて、すっぱくて、しょっぱい、上野と中野

 

辛くて、甘くて、すっぱくて、しょっぱい。なんか昔の恋みたいでかわいい形容詞たち。左手前から時計回りに、辛い唐辛子、甘いお砂糖、すっぱい酢、しょっぱいナンプラー

 

f:id:pucayu:20180614170958j:plain

 

大人になってからすごく好きになった料理の一つがタイ料理。タイ料理の醍醐味ともいえる、最後は自分好みに混ぜるこの4つの調味料。最初から全部一気に使えたわけではなかったです。お砂糖をのっけることになぜか抵抗がありました。

 

日本の家庭料理でもよく登場する、お醤油とお砂糖の組み合わせや、お砂糖と酢の甘酢的なものがすごい好きというわけではなかった、むしろ苦手だったこともあったり、なかなかこの全部混ぜができませんでした。

 

f:id:pucayu:20180614172719j:plain

上野のメーアン


全部混ぜ克服のきっかけは、タイで入った食堂のおじさんが、辛いのしかかけないわたしを見るに見かねて、かどうかは知りませんが、「これはこうやるのじゃ」と勝手にわたしのお皿に4つの調味料を乗せ、わしゃっと混ぜてきたのです。で、これが美味しかった。まさかお砂糖がこんな風にうまい仕事をするとは想像していませんでした。

 

上の写真のお店、上野のメーアンのおじさんも「コレ辛い、コレ甘い、コレ酸っぱい、そして辛い、コレしょっぱい」とか言いながら、わたしの料理にちゃちゃっと4種の調味料をかけてくれました。

 

f:id:pucayu:20180614175406j:plain

中野のトンホム


もともとお米をあまり食べない方なので、ついつい麺ものやおかず的なものばかり食べがちなのですが、タイ米は好きです。もち米で食べるカレーも結構好き。なんでしょう、タイ料理びいきでしょうか。

 

4、5月は週1くらいのペースでタイ料理を食べていました。ブームです。