ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

【グループF】ドイツと、メキシコと、スウェーデンと、韓国の話【W杯企画1】

 

いろんな国のことを書いていたら、いろんな国に行きたくなってきました。夏休みももうすぐ、今年はどうしましょう。脳内の大部分をワールドカップが占めていて、日常生活すら最低限の容量しか使えていないので夏のことまで考えられない今日この頃。

 

メニュー

 

ドイツの話

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アルゼンチンのドイツ料理屋さんで食べたドイツプレート

ドイツの食べ物のはなし。全体的に茶色からベージュのグラデーションというイメージのドイツ料理。ハード系のパン、肉、ソーセージ、じゃがいも、キャベツ……う〜ん、ビール、白ワイン……あとは、あとは……、ハリボーハリボーが唯一カラフル。

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HARIBO神!おみやげでもらったジンジャーレモンが一番スキ!

 

メキシコの話

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画像検索のメキシコ料理たち

はじめて食べたメキシコ料理のはなし。メキシコ料理はわたしのいつも食べたい料理トップ3にはいります。高校2年の夏休みにロサンジェルス近郊にホームステイをした時に、フィリピン系のホストファミリーと行ったレストランが初メキシコ料理でした。

今思えば、それがテクス・メクス(Tex-Mex)と呼ばれるメキシコ風アメリカ料理だったのか、オリジナルのメキシコ料理だったのかは覚えていませんが、16年の人生の中で初めて出会った忘れられないインパクトのある料理だったのは確かです。

カラフルな色合い、火の通った野菜と生のままの野菜がひとつの料理の中でミックスされている感じ、ぐちゃぐちゃねちょねちょぱりぱりな食感、クセの強いコリアンダーの味や、絶対辛いと思ったらまったく辛くない野菜や、その逆で絶対辛くないと思ったら死にそうなくらい辛いものまで、16歳の乙女にはちょっとしたショックでした。

すごくロマンチストだったり、すごく残虐だったり、極端なものを併せ持つメキシコ料理って、メキシコ人みたい。

 

スウェーデンの話

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画像検索のヤンソンの誘惑たち

斬新な料理名のはなし。スウェーデン料理と言えばこれしかない。というかこれしか知らない。玉ねぎとアンチョビのポテトグラタン、その名も「ヤンソンの誘惑たち/Jansson's temptation」です。なんでこんな不思議な名前にしたのでしょう。ロシア料理の「毛皮のコートを着たニシン」に匹敵するヘンテコさ。

 

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韓国の話

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辛ラーメンとノグリ

韓国の袋ラーメンを食べ続けた大学時代のはなし。18歳、アメリカ、オハイオ州のおそろしく田舎の大学生になったわたしが出会ったのは、韓国の袋ラーメン「辛ラーメン」と「ノグリ」です。

今でこそもっと辛いものも食べるようになっていますが、初めて食べた韓国の辛い系ラーメンの辛さは、それまで食べたことのない辛さと赤さでした。ちなみに辛ラーメンと比べると、ノグリはラーメンというよりうどんっぽい食感で、辛さもマイルド。

3年生までは大学の寮に住んでいたので、辛いラーメンの刺激臭が、食べ物に関してとってもコンサバティブな田舎のアメリカ人たちを刺激しないよう、細心の注意をはらいつつ、箱買いしたノグリたちを食べていました。

数年前に辛ラーメン25周年を記念して発売された辛ラーメンブラックも食べてみたいです。

 

 

鳥越祭り2018、下町を歩きながら箸休め

 

ワールドカップという濁流に飲み込まれ、突き落とされ、浮上し、今はもう入口も出口も見えなくなってきました。

うっかり第3試合まで見てしまうと、睡眠不足となり、疲れをひきずり変なテンションから復活できないまま、また第3試合を見てしまう魔のループ。クールダウンが必要です。

ワールドカップの開幕を数日後に控えた週末のお昼、鳥越祭りに行ったおはなしで、神様に癒してもらいたい。

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5月に入ると江戸の町もお祭りシーズンに突入。浅草の三社祭秋葉原近くの神田祭など、大きなお祭りから、近所のお祭りまで、お祭り三昧。鳥越祭りもそのひとつ。

「とりごえ」ではなく「とりこえ」だそうです。

境内は狭いので、道路を何本も止めて250もの屋台がならびます。去年来た時に大盛況だった「おかず横丁」という可愛い名前の商店街で出していたかき氷を今年は食べたいなあと寄ってみました。

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まだって。何時くらいなのか、今日は開かずに明日だけの営業なのか。気になります。「孤独のグルメ」の鳥越の回で放送された、カツサンドが人気の「居酒屋まめぞ」の前にはパンの耳。

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この日は暑く、結局違う屋台のかき氷を食べちゃいました。かけ放題かき氷のシロップ、全部同じ味がするのは気のせいでしょうか。わたしのはレモンやサイダー、ブルーハワイなどのミックス。夫のかき氷はコーラやイチゴをで、全体的に茶色いぐずぐずな感じになっていました。

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お祭りエリアを離れて下町さんぽ。

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いろいろ興味深い下町。興味深いといえば、お祭り男のみなさん、髪型がピシーっと決まっていました。お祭りの為に、みんな昨日床屋さんに行ったのだなあと思うと、あたたかな気持ちになります。同じカットの親子や、祭りのために帰ってきたであろう息子たちとか。ビバ☆祭

 

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【グループE】ブラジルと、スイスと、コスタリカと、セルビアの話【W杯企画1】

 

1度でも第3試合を見てしまうと睡眠サイクルがガタガタになって大変です。ワールドカップ然り、オリンピック然り、ヨーロッパで行われる大会の度に、自分の年齢や体力、ひいては情熱も試されている気がします。要は、眠い。

 

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ブラジルの話

ブラジルのスーパーマーケットの、うちで買ったら他店と比べてこんなに安いよというわかりやすい広告。カルフール(Carrefour/フランス系)の店内広告で、比較対象はウォルマートWalmartアメリカ系)とエストラ(Extra/ブラジル企業)の企業。

きちんとレシートもそれぞれつけられています。わかりやすいし、インパクトもある。こういうのは日本でもOKなのでしょうか。

金額は2010年当時のレートで日本円に換算すると14,744円、2018年では9,569円。……としたところで、国内の物価が全然違うので、2018年現在これだけの量が300レアル前後で買えるはずもなく。通貨の価値が下がり、国内の物価は上がって……わけがわからなくなりました。

出典:IMF Data

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スーパーマーケット、合計金額比較

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証拠のレシートもそれぞれついてます

スイスの話

「外国を旅するスイス人女性とドイツ人女性の見分け方」というステレオタイプネタが、宿に集まった国際女子トーク(除くスイス・ドイツ女子)にあがったことがありました。この二カ国の方達、まあ、どこにでもいらっしゃる。旅行が大好きな国民たちなのでしょうか。一般的に、どちらもニョキニョキと背が高く、性格も骨格もしっかりしていて、ドイツ語を話す人口が多く、見た目区別がつかないことが多いのです。

そこで見分け方。ひとり旅なら十中八九ドイツ人。スイス人女性はひとり旅をしない。スイス人パートナーとのカップル旅が基本。ドイツ人女性は南極でもひとり旅するにちがいない。……ほんとうかどうかは存じませんが。

ちなみに、こういう話を嬉々としてリードするのはたいがいイギリス人女性です。

 

コスタリカの話

行ってみたかったコスタリカ。まあきっとそのうち行くだろうと、なんとなく思っていて後回しにしていました。が、ふつうに考えて「なんとなく」「コスタリカに行く」なんていうシチュエーションなんて起こらないということを、なぜ気がつかなかったのでしょう。謎です。

わたしの中の「そのうち行くだろう国リスト」、結構長いので消化できるか心配です。

 

セルビアの話

旧ユーゴ圏というと、ユーゴスラビア解体までのその生々しい暗く重い、人種や民族間の歴史、紛争、戦争が真っ先に思い浮かびます。同じような独立までの過去を持つバルカン半島の旧ユーゴ圏の中でも、私の中ではなぜかクロアチアだけがこの暗いイメージからいち抜けしています。やはりその国のことを知っているかどうか、無知が一面的な印象で物事を決めつけてしまうのかもしれません。

ワールドカップでも、映画でも、イケメンがいるとか、どんなものでも知るきっかけがあるのはよいこと。 

Fudbalski savez Srbije | FA Serbia (@FSSrbije) | Twitter

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あら、イケメンは?

と思ったら、いましたイケメン。アレクサンドル・プリヨヴィッチ、FW8番!次のスイス戦でしっかり確認しようと思います。スイスはイケメン率が高いので、そっちに目を奪われないように気をつけなければ。

 

 

🇷🇸🇷🇺💪

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【グループD】アルゼンチンと、ナイジェリアと、クロアチアと、アイスランドの話【W杯企画1】

 

W杯企画「1」としていますが、「2」や「3」はあるのかと質問されました。あるのかなあ。それ以前に、グループリーグの間にグループHまでたどり着くことができるのか、そちらの方が心配です。

 

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アルゼンチンの話

アルゼンチンのブエノスアイレスのアパートでの話。ある日はドアノブが丸ごと抜けて部屋に閉じ込められたり、また別の日には天井のライトが火花を散らしたり、ちょこちょこといろいろなことが起こりました。

この日は天井からの水漏れ。アパートで天井から水が漏れたことのある人なら同じことを考えると思います。「これは何の水なのか?」おそらく雨漏りではない。上の部屋からの何かなのか、構造上流している何かなのか、水によってはいろいろと考えなければならないことが変わってきます。

とりあえずアパートの管理の方に来てもらいました。「ちょっと中を見ていいか」と言うのですが、「その前にこれは何の水なのーーーー」と必死なわたし。必死の形相に察してくれたようで、笑いながらわたしが想像している水ではないよと話してくれました。なんでも屋上のプールの水の入れ替えとかなんとか。ふう、一安心です。もう好きに見てください。

 

【1回目】

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「ちょっと見る」ってそこから見るの?

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そうなりますよね。一応土禁の室内に散らばる天井。

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確認完了。材料を用意してまた来るよ。え、この穴は?

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紙で塞いでおくね

【2回目】

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よりワイルドさが増し

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悪い部分を切除(我が家の床が気になるわたし)

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新しいパイプに入れ替えました

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「今日はここまで」・・・数時間後水漏れ復活

【最終回】

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これは根本的な解決になっているのか否か

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いない、いない、

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ばああああああああああああ

週1ペースのゆるりとした南米タイムで作業は進み、その間、天井をふさいだ紙が風でバタバタ音を立てたり、紙をとめたセロハンテープがはがれたり、ちょっとしたキャンプ気分の日々を過ごしました。

オーナー側、アパート側の修繕を指示する人、作業をする人、みなさんどこかに飴を忍ばせていて、なにかのタイミングで飴をくれます。アルゼンチン男子っていろんな小技を仕込んでいるみたい。

 

ナイジェリアの話

ナイジェリアとは個人的にまじわることのない人生だったのですが、先日ナイジェリアの北隣の国「ニジェール」の人と知り合う機会がありました。並んだ順番が前後で、待っている間に話をしていました。

どこの出身かと聞くと「ニジェール/Niger」と答えます。西アフリカの国で、ニジェールだというのですが、不勉強でまったくわかりません。あ、ひらめきました。「もしかしてナイジェリア/Nigeria?」

おそらく、彼はこのやり取りをこれまでの人生で何度となく繰り返されたであろうこのくだり。ナイジェリアじゃないし、ニジェールだし。内陸のニジェール、海沿いのナイジェリア。国境を接したこの2つの国は同じ地域にあり、フランス領でフランス語読みの「ニジェール」、イギリス領で英語読みの「ナイジェリア」という、おそらくここには書ききれないであろう深く、重い歴史を抱えたの両国。

たぶん、やってはいけないタイプの無知で非礼な間違いをしたわたしに、穏やかな微笑みを浮かべながら、気にしないでと言ってくれた彼。ちょっと勉強します。

 

クロアチアの話

最近は落ち着いていますが、クロアチア行きたい熱が最高潮に高まっていた時期がありました。10年ほど前だと思うのですが、当時何であんなに行きたかったのか。

 

アイスランドの話

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力尽きた感があふれていますが、ここ数年に行った国の中で、ワクワク度、ほっこり度、オモシロ度、全てにおいてバランスよく旅の満足度を満たしてくれる国だったことは間違いありません。

 

【グループC】フランスと、オーストラリアと、ペルーと、デンマークの話【W杯企画1】

 

先日、中野区役所に出かけると、入り口のスペースに地震体験車がきていました。おそらく新卒入社であろう若いグループが、熊本地震を体験していました。

本当に大きな揺れで、揺れのすごさもさることながら、いつになったら揺れが止むのかわからない長い、長い揺れでした。少し離れたところから見ていたのですが、体験を見ているだけでも怖かった。体験車、どんどんやっておくべきです。

 

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フランスの話

最近はほとんどありませんが、この頃は短期の海外旅行でも、往復の航空券のみ用意し、行き先やホテルは行ってから考える、行き当たりばったり旅行がマイブームだった時期でした。

行き先が決まっていないので、当然ホテルも決まっておらず。時期や場所によっては、当日ホテルを見つけるのは至難の技ということもありますし、ホテルを探すのに半日無駄にするということもあります。

とはいえ、ホテルを探すからこそある人、モノ、場所との出会いなんかもあったりして、そんなことに喜びを見出しているわたしはMサイドの人間なのかしらと疑いを持ってしまいます。

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「今こそ!カミングアウト」キャッチーなコピー

フランスに行った時もとりあえず空港からパリ市内のモンパルナス駅までバスで出て、行ってみようと思っていたいくつかの中から、一番早く電車が出るトゥールに向かうことにしました。

初フランスはロワール地方のお城めぐりからスタートさせたのですが、この頃は写真を撮る習慣がまったくなかったので、おそらく携帯電話のカメラで撮った数枚、それすらデータを残すでもなく、携帯電話を変えた時にそのままさよならしていました。

写真はありませんが、行った街や、食べたものは今でも鮮明に覚えています。……と言いたいところですが、けっこう忘れてしまっています。せめて写真、撮っておけばよかった!長いカメラなし生活、今になってちょっと悔やんでいますー。

フランス*Saint-Malo/サン・マロ | ひつじ泥棒

 

オーストラリアの話

オーストラリア人とこんな会話になりました。

AUSSIE: Are you working in Sendai, too? (仙台でも仕事なの?)

わたし: Of course, why not? (もちろんだよー)

AUSSIE: Wooo, too bad, sorry to hear that. (最悪じゃーん、かわいそうに)

わたし: ???(なんで仙台が最悪なのー?)

 

はあああ?意味がわかんない!と憤慨したのですが、彼はこう言っていたらしいです。

AUSSIE: Are you working on Sunday, too? (日曜も仕事なの?)

 

あ、サンデーね。ってセンダイにしか聞こえませんでしたけど。

 

ペルーの話

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ペルーといえば、ここですよね

長年の夢が叶って訪れたマチュピチュ。もう一度行きたいかと言われたら、即答です。もちろんもう一度行きたい。でも、上の写真のこの景色、マチュピチュの全景を見たいかと聞かれたら、う、ううん、どうでしょう。なぜなら…… 

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ひざがガクガクになる道のり

そこまでの道のりがハードだから。マチュピチュの全景を見るには、その向かいにそびえ立つワイナピチュという山に登らなければなりません。マチュピチュまでは楽勝なのですが、そこから約300m程度の登山がハードなのです。つらかったー。息がハカハカします。たかが300m、されど300m。これを駆けるように登って行く人もいるので、ひとえにわたしの体力不足が問題なのですが、ワイナピチュもう1回は、なしでもいいかな。 

マチュピチュの入り口には、パスポートに(自己責任で)押しても良い記念スタンプもあります。マチュピチュの他、チリのイースター島や、エクアドルの赤道、アルゼンチンの世界最南端の町ウシュアイアなど、いくつかの場所で出入国審査で(おそらく)怒られることのない記念スタンプがあります。わたしもいくつか押してます。

 

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パスポートに記念スタンプ

ペルー*エケコの国に行ってきた | ひつじ泥棒

 

デンマークの話

以前旅行に行った時の乗り継ぎが、デンマークコペンハーゲンでした。以上!……というのも寂しいのでもう少し。 

デンマークが北欧な感じがしない、同じように思っている人はわたしだけではないと信じていますが、いかがでしょう。検索してみると、何を持って北欧とするかで分類の仕方も複数あるようなのです。

ドイツと国境を接しているせいか、いつも見るタイプの地図だとヨーロッパ大陸を下にしてニョキっと出ているビジュアル的なせいか、勝手に西欧なイメージです。メキシコが北米なのに、どうしても中米なイメージなのと同じような感覚。

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空港のロビーですらハイセンス

 

【グループB】ポルトガルと、スペインと、モロッコと、イランの話【W杯企画1】

 

今回の2018ロシア大会で使用しているフォントタイプフェイス、Dusha。可愛くて気に入っています。フリーフォントですが、日本語フォントも作られているのでしょうか?ちょっと気になっています。

 

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ポルトガルの話

以前働いていた職場の、ふだんあまり接点のない他部署の方のデスクの後ろを通った時にちらりと見えたPCの画面にポルトガルの風景で、声をかけるきっかけになりました。彼女もポルトガルが好きで、いつか行ってみたいーと。わたしもー!

行きたい国のトップ10には入っているのに、なかなかチャンスがまわってこないポルトガル。海の近くの町で、お魚食べて、ワイン飲んで、デザート食べてお散歩がしたい。これを2週間繰り返したい。

 

スペインの話

スペインの南の街マラガへ向かっていた時の出来事。飛行機がもうすぐ着陸する電子機器使用禁止のタイミングで、誰かの携帯が鳴りました。座っていたイベリア航空のスタッフがピクっとします。そんな空気を気にせず電話にでたその人「Yeah, yeah, yeah! No! No, no, no! Yeah! Ahhhhhh, no! だーかーらー!」甲高い声の日本人女性。

通話を制止しようとするスタッフを無視し、会話を続けるその女性。「セニョーラッッッ!」と3人のスタッフに怒られても無視。怒るスタッフの声、さらに上をいく甲高い声の日本人女性。

まったく悪びれる風でもなく、相槌の英語と相手に通じているのかどうかわからない日本語でひとしきり電話口と機内スタッフに悪態を吐く彼女。固唾を飲んで成り行きを見守る乗客。

大騒ぎのまま飛行機はマラガに到着し、大騒ぎしながら女性は地上スタッフに引き渡され、そのまま大騒ぎしながらどこかに連れて行かれました。

 

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コルドバ、花の小径

コルドバのレストランでひとり夜ご飯を食べていた時、相席してもいいかと声をかけてきた日本人女性。同年代で、同じようにひとり旅が好きという、控えめできちんとした喋り方をする女性。

スペインの情報交換をしつつ、日本でもまた会おうねと連絡先を交換したころにはワインが1本空き、そろそろホテルに戻って眠りたいモードに切り替わるわたし。まだまだ喋り足りないモードに突入する彼女。

仕事で大損失を出すミスをし5人の上司に囲まれて詰問されつらかった話。高校生の頃にすごく好みの男の子に渋谷で声をかけられ、奢ってくれるというので出来心と好奇心でついて行き、食事が終わる頃その男の子がトイレに立ち、そまま戻ってこなかった話。久しぶりに付き合ったという男性の、奥さんと子どもを名乗る人たちが家にやってきて、その男性を問い詰めたら逆ギレされた話。

本当かウソかわからないような話が終わる頃には、スペインの夏の空がうっすら白くなりかけていました。わたしはその子の連絡先をそっと削除してしまいました。

 

ロッコの話

かなりの高確率で女癖の悪い男子に出会うと聞き、いつもより警戒しながらスペインからフェリーでやってきたモロッコのタンジェ。ネズミ男のような、ジュラバ(djellaba)というモロッコの服を着た男たちがいるわけなのですが、この人たちがすれ違いざまにいろんな声をかけてくるんです。

 

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ジュラバ(djellaba) (アリババより)


 "I love you! "(愛してるよ!)とか、"Will you marry me!" (結婚して!)とか。大きい声でどなるでもなく、わーわー群がってやってくるでもなく、すれ違いざまにわたしにだけ聞こえる程度のボリュームでつぶやき、そしてそのまま通り過ぎていく。

なんなのでしょう、これ。

 

イランの話

一度友だちに連れて行ってもらった東京・雑司が谷にあるペルシャ料理のお店『ペルシアンダルビッシュ』。食べたことのない組み合わせの香辛料や、絨毯の上で食べるお料理たち、異国情緒たっぷりで、ちょっとした旅行気分を味わえるお店。

 

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ペルシアンダルビッシュ店内 (東京カレンダーより)

ぜんぶ大使館のお墨付き!東京で味わえる11カ国の本場メシを完全セレクト(3/3)[東京カレンダー]

 

モザイクタイル好きにはたまらない、イラン。行ってみたいー!