まだまだ食べたいパフェはあるのですが、27度まで気温の上がったとある日、こんな日こそわたしの氷始めにぴったりでしょう。
かき氷を始めたら、パフェはもう食べちゃダメという決まりがあるわけでもないので、どちらも食べたらいいですよね。
昨年も何度かおじゃましたSweet Spice Asano、今年は4月にかき氷始めます宣言をお店のインスタグラムでされていたのを見ていて、わたしの気持ももうとっくに準備万端だったんです。
Sweet Spice Asanoは、仙台の花京院にある小さな素敵なカフェで、わたしの中ではすっかりかき氷屋さんとなっていますが、本当は、かき氷だけではなくカフェメニューも焼き菓子も定評のある人気のカフェ。冬限定でチョコレートパフェもとっても美味しそうでしたが、行こう行こうと思っているうちにかき氷のシーズンがやって来てしまいました。
今年の初のかき氷、杏仁ミルクシロップのかき氷をいただきてきました。
席について、かき氷ができるのを待っていると、奥のキッチンからゴリゴリゴリとわたしの氷を削る音が聞こえてきて、幸せな気持ちになりました。
「杏仁」と「氷」、とても合いました。想像通りなのかなーと思いながら口に入れたのですが、想像よりももっといい感じ。杏仁豆腐とかアマレットのあの感じが好きな人は、きっとみんな大好きだと思います。って当たり前のことですかね。なんにせよ、とてもおいしい。
杏を甘く煮たのもとても美味しかったです。甘さも、ジューシーさも、氷と食べるのにちょうど良い感じに仕上がっていました。
氷を食べすすめていくと、中にもさらにいくつか杏の甘露煮が隠れているんです。数は数えなかったのですが、少なくなく、多すぎなく、あともう1個だけ食べたいかもーくらいの絶妙な数がはいっていました。さすがです。
こういうのって何個入れよっかなーとかベストポイントを探すのでしょうか、それとも、今日は3つだけとか、今日は6つ入れちゃおうとか、意外に適当に決めちゃうのでしょうか。
そして杏仁には欠かせないクコの実も美味しく仕上がっていました。よく「楊貴妃の愛したスーパーフード」的なキャッチフレーズで見かけるクコの実ですが、「楊貴妃の愛したなになに」っていろいろありますよね。ツバメの巣とかライチとか。「楊貴妃の愛した」をつけておけばいい感じになるという宣伝効果的なものなのか、事実なのか。
余談ですが、クコの実は英語で[goji berry]といいます。中国語では何だろうと思ったら[gouqi(枸杞)]でした。英語名は中国語の音をそのまま使ったんですね。
今年のわたしのかき氷も始まりました。