ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

中国からのお客さま

 

久しぶりのお客さまを中国からお迎え。

鴨舌。読んで字のごとく、Duck Tongue、アヒルの舌。

中国のみなさん、鶏の足も大好きだし、アヒルの舌も大好き。こういうおつまみのようなものも好きだし、お惣菜屋さんのも好きだし、お肉屋さんで生のを買っておうちで食べるのも好き。(中国のみなさんが)

初めてスーパーでアヒルの舌を見た時はなかなか引きました。1パックにけっこうみっちり入っているんです。

食べ方としては、素揚げして濃い目のタレをたっぷりつけて、わずかな皮と肉を歯でこそげ取るようにして食べる。ほとんど軟骨のようなものなので、あのタレを味わっているだけのような気がするのだけれど・・。お箸にタレをつけてしゃぶったらいいんじゃない?みたいな。でも思だけで言わないけれど。なぜならみんな大好きだから。

とりあえず出してみた。懐かしい中国の香り。そうそう、これこれのような、中国のスパイスたっぷりの香り。袋を開けたら鴨下10コくらい出てきたくらいの濃ゆさ。このひとつしか入っていなかったとは思えない、強烈ー。

嗅覚が記憶を司る脳の海馬に直接信号を送ることができるというのはうそじゃないみたい。ふだんはめったなことでは(めったなことでも)中国ライフを思い出すことはないのだけれど、この猛烈な鴨下のスパイスで、記憶のフタが全開になったかのように、いろいろなことがあふれ出てきた。

・・そっとフタを閉じておきました。