ひつじ泥棒2

Who stole my sheep?

中国

メガシティ重慶の魅力を歩く

重慶は中国のメガシティのひとつ(人口3200万)ではあるけれど、都市の街歩きの観点からはかなり歩きやすい街だと思う。北京や上海級のウルトラ・スーパー・メガシティになると、数日の旅行ではたとえ初心者の観光レベルであっても街の全貌が掴みきれない。 …

重慶の街でよく見る謎の赤いフルーツ(買ってもいいけど食べない方がよいと思うので気をつけて)

重慶の街を歩いていると流しのフルーツ売りをよく見かける。2月の中旬過ぎの重慶でとにかくよく見かけたのが謎の赤いフルーツ。 左の赤いフルーツはご存知イチゴ。右がくだんの謎フルーツ。透明感のある、みずみずしい見た目。見え方によってはフルーツが発…

どうなるかなーな重慶のフォトジェニック系書店|鍾書閣

2013年に上海からスタートしたフォトジェニック系書店のパイオニア「鍾書閣」は上海拠点のデザイン事務所が店舗設計を手がけていた書店チェーンで、中国の大都市を中心に展開している。重慶にも店舗があるということで行ってきた。(上海店についても書いた…

重慶の面白スポット|白象居マンション

重慶の街を歩きまわるのはほんとうに楽しい。観光地や流行りのステキな場所ではなく、なんだかよくわからないスポット(ビルの中を通過するモノレールとか)がいっぱいあって、ワンホン(網紅、インフルエンサー)たちが映える写真をSNSにあげるので、結果み…

重慶小麺を食べ続けた3泊4日

重慶グルメと言えば、火鍋と重慶小麺。たぶん誰に聞いても同じことを言うハズ。街を歩いると火鍋屋さんや土産物屋から香るお土産用火鍋の素の香りがすごい。 あちこちで売っている火鍋の素 今回はひとり旅行だったので火鍋な感じにはならなかったのと、残念…

昨日までいた重慶ロケの映画『少年の君/Better Days』を観た

www.youtube.com 昨夜のブログに書いた重慶で撮影された映画『少年の君(少年的你/Better Days)』を早速観た。内容も役者も作品についても何も知らないまま観た。 作中では「安橋(アンチャオ)市」という架空の街だけれど、撮影は昨日まで旅行でいた重慶…

高低差が突き抜けている魔幻都市、重慶

重慶は山に建つ街で、立体感がすごいことからネットでは「魔幻都市」「8D都市」と呼ばれている。 うちの1階が隣りの3階とか、何層にもなる道路と交差してモノレールやロープウェイが走っていたり、中心部が長江の中洲なので大きな橋が何本もかかっていて大…

22頭のパンダがいる重慶動物園に行ってきた

今日は動物園。モノレールの駅の名前も「動物園」、シンプルでわかりやすい。 重慶動物園は入園料25元(約500円)で安いっと思ったけれど、見てみたら上野動物園も600円で大して違いはなかった。ちなみに仙台の八木山動物園は480円だった。 重慶動物園のアピ…

重慶のモノレール駅一体型オフィス・レジデンシャルビルディング

重慶では遠くの世界遺産を見に行ったりはせずに(行きたかったけど)ずっと街にいる。公共交通機関のアクセスもすごく良いし徒歩圏内でも見どころだらけ。 ただし、坂や階段が尋常じゃないくらいある入り組んだ迷宮のような街なので体力を使う。疲れたらホテ…

今度はひとりでチョンチンへ

夕べ上海の自宅に戻り、今朝は休み明けから出張の夫を見送り、夫が出張でいないのならばチャーンスと旅に出る。夕べ夫といた空港に、翌朝お互い別々にまた行く。 今回の旅先は重慶。中国語だとChongqing(チョンチン)。上海から行きは2時間50分だけど、帰り…

今年の春節とか、中国のエンタメとか

いよいよ明日は除夕(大晦日)、ことしの春節は10日の土曜日。2月の2週目ともなると、とっくに2024年を迎えている旧暦文化圏外の外国人には今さら感しかないのだけれど、中国のみなさんは気持ち的に今はまだ2023年感の方が強いみたい。 先週末くらいから春…

廈門の裏道とマジョリカタイル

廈門(アモイ)市は人口約430万の都市で、そのうち約300万が厦門島に住んでいるそう。300万といえば大阪市より多いくらい。 大通りには緑が多く、海がすぐそこにあって、とても心地良い街。そして、1本裏道に入ると迷路のような街だった。 初日の午後はコロ…

朝ごはん、アモイの海鮮市場で海鮮粥を食べる

港町の廈門(アモイ)で絶対したかったことのひとつが、市場で朝ごはんの海鮮粥。福建土楼に行った時にお世話になったドライバー氏に良さげなお店を教えてもらった。そこは地元民に「八市」と呼ばれている第八海鮮市場。海鮮を中心に生鮮食品、日用品なども…

カタコト中国語ひとり旅、どうやって行ったらいいんだろう(その2)|福建土楼のおまけ

廈門(アモイ)から福建土楼に行く足を探すべく、観光客向けの旅行代理店があるであろう一番賑やかな通りの中山路へ。実際には中山路には旅行代理店は見当たらず、思ってたのと違うと焦ったけれど、中山路と交差する通りの方に何軒もあった。ほ。 お昼寝され…

カタコト中国語ひとり旅、どうやって行ったらいいんだろう(その1)|福建土楼のおまけ

廈門(アモイ)旅のメイン中のメインが、福建省の内陸部に点在する福建土楼だったのですが、はて、どうやって行ったらいいものか。 これは行きたいでしょう いつものように中国の小紅書というSNS(ものすごく情報量の多いインスタグラムのようなもの)で厦門…

東歪西斜|福建土楼その2

福建省の山の中にある集合住宅(土楼)。今日の土楼は(ブログはこれで最後の予定だけれど)最古の土楼。世界遺産に登録されている46の福建土楼の中で一番古いのが、裕昌楼(Yuchanglou/ユーチャンロウ)。1308年建造。鎌倉幕府の後期ですね。 裕昌楼はすご…

四菜一湯|福建土楼その1

和食の基本に「一汁三菜」がありますが、中国には「四菜一湯」という食文化がある。おかずが4品に汁物1品。中国の方がおかずが一品多い。気になるけれど、今日のブログは食文化ではなくて、福建土楼のはなし。 福建土楼とは、福建省の山間部に見られる木材…

中国の衛生観念の基準がよくわからないことがある

「日本ほど清潔な国はない」は言い過ぎにしても、実際キレイだと思うし、公衆衛生という考えがある国だと思う。 一方中国は?というと、多くの人(日本人だけじゃなく)が中国の衛生観念や公衆衛生に対して疑問を持っている人は多いと思う。たぶん。 でも(…

アモイに来たら是非とも食べたいもっちもちのもち|廈門

廈門(アモイ)グルメは海鮮はもちろん、年中暖かいので(昼間は20度を超えていてもダウンを着る南国あるあるだったけど)果物も美味しいし、台湾が近いので台湾が好きな人なら好きそうな食べ物がだいたいなんでもある。スイーツももちろんある。 その中でも…

車もバイクもない世界遺産の小さな島、コロンス島(ちょっと迷子になる)|廈門(アモイ)

福建省 廈門(アモイ)へ2泊3日のひとり旅。初日は世界遺産のコロンス島(鼓浪嶼)へ行ってきた。泊まっていた場所もアモイ島という島ですが、こちらは本土と橋でつながっている。コロンス島(地図の赤いマークをつけたところ)はアモイ島西側の小さな島。…

寒かったので福建省の廈門へひとり避寒旅|廈門

年末に夫の出張があるというせっかく(?)の機会があったのでひとり旅。本当は別の都市に行くつもりでいたのですが大寒波到来。上海でもマイナス7度とかで、寒さに慄き避寒地へと目的地を変更。上海から南へとなりのとなりの省(と言っても飛行機で約1時…

キミは知らんと思うがね|パッキパキ北京

発売日が12月5日だったので、きっと一定数の中国在住邦人もこの週末に読んだと思うんだけど、わたしも読んだ。綿谷りさの「パッキパキ北京」。 わたしはKindleなので白黒ですが、単行本のカバーはEテレの今年版の「テレビ中国語!ナビ」のセットみたいな…

ウイグルの空から、次の旅先

新疆ウイグル自治区から上海へはカシュガル発ウルムチ経由のフライト。 カシュガルの空港は軍民両用空港でした。中国軍の戦闘機とか偵察機がガンガン離発着している様子が目の前で繰り広げられて、けっこうびっくりする。中国の軍機、初めて見ました。 「写…

旧市街さんぽ|ウイグルカシュガルとりっぷ

カシュガルはウイグル族を中心としたイスラム教を信仰する少数民族が大部分。旧市街の中心には、この地のイスラム教徒の中心でもあるモスクや、2万人の人が住むバザールとなっています。旧市街は数年かけた大規模修繕が昨年終わったところだそうです。 1442…

カシュガルのヒツジが世界で一番おいしい|ウイグルカシュガルとりっぷ

ウイグルに来るにあたってわたしを悩ませていたことのひとつは、ヒツジを食すことを避けることはできるのかということ。ウイグルはヒツジ王国(食べる方)なのです。 ウルムチではヒツジを避けたのですが、トルファンでいよいよ避けることができなくなり、無…

ウイグルのゆりかご|ウイグルカシュガルとりっぷ

ウイグル族のゆりかご(ウイグル語でブシュク)の話。ウイグルの都市部など(首府のウルムチとか)ではあまり使われなくなってきたそうですが、カシュガルでは2023年現在も現役のブシュクたち。 ウイグル・ブシュク(ゆりかご) 赤ちゃん(1歳まで使うらし…

山を越えたらタジキスタン、中国の西の端っこへ|ウイグルカシュガルとりっぷ

最後にやって来たのは、中国の西の端っこの街カシュガル。ここまで来ると漢民族の割合はぐっと減り、91%がウイグル族を筆頭に中央アジア系の少数民族。 この日はカシュガルの街からさらに西、山を越えたらダジキスやキルギスという国境エリア、7,000m級の山…

おじいさんの骨董屋さん|ウイグルトルファンとりっぷ

ユーラシア大陸のずいぶん中央に位置するトルファンは、北京時間(日本+1時間)の夜といってもまだまだ明るい。ちょっとぷらっとしようかなと中国のSNSの小紅書を眺めていたら近くに面白そうなところを発見。 住所はこの辺みたい。正面先の赤い車のところ…

ウイグルごはん|ウイグルトルファンとりっぷ

トルファンでウイグルごはんといえばここと教えてもらったお店へ お肉の焼ける匂いが漂う〜 蘇来曼拌麺王(Sulaiman banmian wang) 店内、店外、お持ち帰りもみんな待ってる お店の名前にもなっているラグメン、中国語では拌面(バンミエン) そしてみんな…

シルクロードのたび|ウイグルトルファンとりっぷ

続いて訪れた街はトルファン トルファンへはウルムチから見渡す限り乾いた茶色の景色の中を約2時間半のドライブ。道中は塩湖や油田、そして延々と続く風力発電の風車の林。途中のサービスエリアで降りた時には強風で吹き飛ばされそうになりました。これだけ…